南部小麦粉で作るパンのレシピ：クロワッサンとチョコクロワッサン

今日は岩手県産南部小麦粉を使ったクロワッサンとチョコレートを包み込んだチョコクロワッサンのレシピをご紹介します
通常クロワッサンはフランスパン専用粉と呼ばれる強力粉よりグルテン量がやや少ない小麦粉を使って作られます
これは他のパンのようにボリュームを出す為ではなく、生地をサクッとした食感に仕上げるためです
強力粉と薄力粉をブレンドしてもいいですが、南部小麦粉は準強力粉と呼ばれる強力粉と中力粉の間くらいのグルテン量なので、フランスパン用の粉代わりに使えます。

チョコを巻いてチョコクロワッサンを作るのは勿論、ソーセージなどの具を巻いて焼いて、惣菜風にしてもいいですよ

何度も生地を折ったり冷やしたりと、手間はかかりますが、焼きたてのカリカリ感はなかなか味わえるものではないので、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか

【材料（クロワッサン　８個・チョコクロワッサン　６個分）】
・南部小麦粉　２００ｇ・塩　４ｇ・砂糖　１０ｇ・脱脂粉乳　５ｇ（ダマになりやすいので、砂糖と混ぜ合わせておくといいです）・イースト　６ｇ・水　１２０ｇ・バター　２０ｇ
・バター（折込用）　１００ｇ　・板チョコレート　１枚・溶き卵　適量・打ち粉用強力粉　適量

【作り方】
①南部小麦粉に砂糖、脱脂粉乳、塩、イーストを混ぜ合わせる。
②水を加えて、生地が滑らかになるまでこねる。
ポイント！　生地を広げて、薄く膜が張るくらいになるまでこねてください。
③バターを加えて、もう一度生地が滑らかになるまで混ぜる。
④ラップをかけて、２倍の大きさに膨らむまで常温で４０分～１時間ほど発酵させる。
⑤生地をまな板の上に出し、軽く叩いて空気を抜いたら丸め直す。
⑥ラップをかけて１０分ほどまな板の上で休ませる。
⑦ビニール袋に入れて、冷蔵庫で３０分以上冷やす。
⑧折込用のバターを塊のまま袋に入れて、麺棒で１５ｃｍ×１５ｃｍの正方形にのばし、冷蔵庫に入れて冷やす。
⑨生地が冷たくなったら袋から出し、麺棒で３０ｃｍ×３０ｃｍの正方形にのばす。
⑩⑧のバターを生地の上に置いて包み込む。
⑪生地を７０ｃｍくらいの長さに伸ばし、三つ折りにする。
ポイント！　生地の間に隙間が出来ないように生地をしっかり押さえてください。
⑫折り目を横向きにして、もう一度伸ばして三つ折にする。
⑬ビニール袋で包み、冷凍庫で３０分冷やす。
ポイント！　ビニールで包んだときに空気が入っていると生地が乾燥してしまうので、生地とビニールの間に隙間が出来ないようにしてください。
⑭３０分たったら同じ様に３つ折を２回し、冷凍庫で休ませる。これをもう一回行い、６回三つ折をする。
⑮３０分冷やしたら、生地を半分に切る。

○クロワッサンの成型
①半分に切った生地を幅２０ｃｍ×４０ｃｍほどに伸ばす。
ポイント！生地の縮みを防ぐために、伸ばしたら生地を端から少しずつ持ち上げて、生地を緩めてください。
②底辺の長さが１０ｃｍになるよう、包丁で切り込みをいれていく。
③切り込みにあわせて二等辺三角形に切る。
④底辺の中心に２ｃｍほどの切り込みを入れる。
⑤切り込み部分を外側に向けて折ったら、生地をくるくる巻いていく。
ポイント！　生地をきつく巻くと発酵させたときに層がうまく出ないので、生地はゆるめに巻いてください。
⑥巻き終わりを下にして、クッキングシートを敷いた天板に間をあけて並べる。
⑦ぬれぶきんをかけて、常温で１時間ほど１．５倍ほどの大きさになるまで発酵させる。
気温が高い場合は、少し時間はかかりますが冷蔵庫に入れて発酵させてください。
チョコクロワッサンより生地を多く巻いているので、発酵時間が多めにかかります。
⑧オーブンを２３０℃に温める。
⑨表面に溶き卵を塗る。
⑩２３０℃のオーブンで１５～２０分ほど焼く。

○チョコクロワッサンの成型
①板チョコレートは６等分する。
②半分に切った生地を２０ｃｍ×３０ｃｍほどの大きさに伸ばす。
③生地を包丁で６等分する。
④チョコレートを中心に置いて、チョコを包み込むように緩く三つ折にする。
ポイント！　生地の端同士が１ｃｍずつ重なる程度にしてください。
⑤生地のとじ目を下にして、クッキングシートを敷いた天板に間隔をあけて並べる。
⑥ぬれぶきんをかけて、常温で１．５倍の大きさになるまで４０分ほど発酵させる。
バターが溶け出してしまうほど室温が高いようなら、クロワッサンと同じ様に冷蔵庫に入れて発酵させてください。
⑦オーブンを２３０℃に温める。
⑧表面に溶き卵を塗る。
⑨２３０℃のオーブンで１０分～１５分ほど焼く。